(株)マザーハウス 山口絵理子さん
2009/10/16
株式会社マザーハウス 代表取締役
山口 絵里子 さん
プロフィール
1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。小学校時代イジメにあい、その反動で中学で非行に走る。その 後、強くなりたいと高校の「男子柔道部」に自ら飛び込み、女子柔道で日本のトップクラスに。偏差値40から受験勉強3ヵ月で慶應大学に合格。大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、アジア最貧国「バングラデシュ」に渡り日本人初の大学院生に。途上国にとって必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動という理念で23歳で起業を決意。バングラ特産のジュート(麻)を使った高品質バッグを現地で生産し輸入販売する「株式会 社マザーハウス」を設立。あらゆる苦難を乗り越えビジネスを軌道に乗せた彼女の生き方やビジネス理念は、多くの学生から若い社会人に感動を与えており、社 長業の傍ら講演で飛びまわる。
(朝EXPOのプロフィールより引用http://www.delta-g.org/news/2007/10/post.html)
[emoji:101]いじめ、不良、受験-波乱万丈の学生生活 中学校に進むと、非行に転化した。髪を金髪に染め、暴力沙汰に万引き、喫煙。警察にお世話になることもしょっちゅう。しかし、「喧嘩に強くなりたい」という気持ちから柔道を始める。監督と「煙草を吸わない」「髪を染めない」など30個以上の条件のもと、試合に出してもらっていくうちに、不良は更生されていった。
「もっと強くなりたい」という気持ちから、男子の柔道が強い工業高校へ入学。女子が強いという環境の中で強くなるということへの反抗だ。そして、女子柔道部もなかった工業高校に女子柔道部を作る。が、部員は彼女一人。そんな中練習し続け、高3の夏、あこがれだった日本武道館での全日本ジュニアオリンピックに出場し、7位になった。 ここでまた人生が急旋回。それまでは柔道一色の毎日だったのが、「大学ではちゃんと勉強をしたい」と思い、引退後の4カ月死ぬ物狂いで勉強し、見事慶応大学に合格。
その発言を聞いた彼女は、自分の目で現場を見て政策を作りたいと思い、アジアの最貧国のバングラデッシュに旅立つ。しかし、そこは自分の目を疑うような光景だった。首都でさえ道が整備されておらず、排気ガスで10m先ですら見えない。2週間の滞在だったが、バングラデッシュを知るには短すぎるということで、大学院に行くことにした。しかし、アパートは自分で水道や電気を引かなければならない。道を歩けば、お金をすがられる。絶望の中、日本企業の民間ビジネスを見ようと無休でインターン。その工場で働く人たちは、彼女がバングラデッシュで見た人たちと一味違った。自分の手で何かを作るという達成感から、目に輝きがあった。そしてある見本市でジュートバッグと出会い、また、ジュートが他の植物の5倍以上の二酸化炭素を吸収し、バングラデッシュの輸出品の90%を占めることを知り、ビジネスにしようと決意。
小学生のとき、いじめを受けた。6年間、一度も給食を食べることができないほどに壮絶なもので、不登校にまでなった。
インターン、そしてバングラデッシュへ
英語で会話する人たち、ソフトについて話す人たち。柔道ばかりやってきた彼女にとって全く異世界だった。そんな中哲学、社会思想、経済…図書館にこもって勉強に没頭した。一番面白かったのが、開発学だった。4年の春に途上国の開発援助を行う国際機関のインターンに選ばれ、米国ワシントンへ。しかし、そこで彼女はとても違和感をもった。なぜなら、そこで働く人たちは、開発援助についての仕事をしているのに、発展途上国に行ったこともなければ、行く気もない発言を聞いたからだ。
いざ、やってみるとうまくいかないのが発展途上国。バングラデッシュ人の従業員を集め、慣れてきたと思ったら、パスポートを盗まれる。そんなことが3回も起こり、「途上国でやるなんて無理なんだ」とまで思った。
*山口絵里子さんのブログ:http://www.mother-house.jp/blog/eriko/ *マザーハウスのHP:http://www.mother-house.jp/
ジュートバッグとこれから
しかし、ブログを通し多くの人に助けてもらい、再び挑戦し、成功。「貧しい国だからという憐れみやお情けで買ってもらうのではなく、デザインの良さや品質の良さで買ってもらいたい。」それが彼女の願いだ。夢は、2010年に売上の10%でバングラデッシュに学校を作ること。そして、マザーハウスの名の由来である、バングラデッシュでアパートの前に住んでいたストリートチルドレンが安心して住める家ができること。それを目標に日々活動している。
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